2010/06/30

蒼き侍たち

2010/06/30
FIFAワールドカップ2010。昨日は残念だったけど、個人的には決勝トーナメント進出は難しいというか無理だと思ってたので、正直驚いているっていうか、監督、選手の健闘を讃えたい気持ちのほうが強い。感謝。
充実感があるのは、やっぱりデンマーク戦のおかげもあるかな。本田の魔球ともいえるFKが決まったこれ以上ない爽快感。続くゴール前のFKでは、さっきのボールの残像に怯えているデンマークGKソーレンセンが本田を必要以上に警戒。そこで遠藤の右足がゴール右隅に蹴り込む。こんなにFKがうまくいくこともないんじゃないかな。すべては練習の賜物だとは思うけど、なんかすべてがうまくいったような気がした。それだけに国内で叩かれていたというソーレンセンが気の毒だと思ってしまう。

思えば、過去3回のWCで、直前にこれだけ不安要素が多かったことはなかった気がする。現地入りして最後の調整試合。それも急遽対戦相手が変更になったジンバブエ戦で試した本田の1トップ。一部では0トップなどと揶揄されたこの布陣で本番を迎え、結果を残すんだから、わからないもんだなぁ。むしろ順風満帆でいってる時ほど心に隙が生まれやすいのかもね。
あと、中澤とトゥーリオの守備はとにかくすざまじいものがあった。本当にすごかった。

おもしろいと思ったのは、グループリーグ突破が決定して、トーナメント表を見ながら、ひとつ勝つとスペインだポルトガルだ、ふたつ勝つとアルゼンチンだドイツだイングランドだと、みんなで言い合っていた時に、比較的年配の人たちは「WC決勝Tでドイツと対戦できるなんて最高」といった感覚だったのに対して、比較的若い人たちは「強敵ばかりだ。最悪のブロックだ」と嘆いていたこと。この捉え方の違いが日本サッカーの進化を物語ってるような気がした。
ともかく、2002年は自国開催だったから決勝トーナメントに進出できた、という考えは今回で捨てられる(^ω^)

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